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AGENTIC COMMERCE LAB — エージェンティックコマースラボ
ガイド2026.09.30 公開随時更新ページ

Agentic Commerce Monthly 2026年9月号(創刊号)

創刊号。Meta の買い物 AI「Muse」、Anthropic のサンプル実装、UCP の決済評議会、国内の AI 経由取扱高まで、9月の出来事を一覧と表で見渡し、特集 3 本で読み解きます。

宇佐美 佑宇佐美 佑株式会社 STRACT / プリンシパルプロダクトエンジニアXB!f
AGENTIC COMMERCE MONTHLY
MONTHLY
2026.09VOL. 01創刊号

規格のリリース・企業の発表・国内の動きを毎月末に定点観測する月次レポート。この分野は毎月ここを見れば追いつけます。

3行まとめTL;DR
  1. 9月8日、Meta が買い物を任せられる AI「Muse」を米国で開始。売る側の道具も同じ月に出そろった
  2. AI と店舗をつなぐ共通規格 UCP では、決済の技術評議会が 8 社で発足。日本企業はまだ入っていない
  3. Yahoo!ショッピングは取扱高の約 2 割が AI 経由。楽天市場は出店者の約半数が毎月 AI を使う
今月の出来事
20
更新のあった規格
3/8
観測対象 8 規格のうち
企業の発表
14
プラットフォームと基盤
国内の動き
6
事業者と決済・行政
本ラボの記事
9
2026年9月に公開

巻頭言 9月をどう見たか

9月8日、Meta が米国で「Muse」の提供を始めました。「こんな物がほしい」と頼むと、AI が商品を探して買うところまで進めてくれるサービスです。このように人に代わって判断し、動く AI をエージェントと呼びます。9月23日には Walmart や Sephora など小売 10 社の商品も買えるようになりました。

売る側の道具がそろったのも同じ月です。Anthropic は 9月2日、店舗が自社サイトに AI の接客係を組み込むためのサンプル実装を公開しました。そのまま動かして手を加えられる、見本のプログラムです。

Mastercard はこのサンプル実装をカード加盟店に提供するサービスを 9月9日に発表し、Salesforce の買い物 AI「Carter」も 9月11日に一般提供になりました。

AI と店舗をつなぐ共通規格 UCP では、決済の技術評議会が 8 社で発足しました。日本企業は入っていません。Google が 9月16日に案内した UCP の試験窓口も日本は対象外で、日本の事業者が UCP で注文を受けられる日はまだ先になりそうです。

国内でも、AI の利用が数字で見え始めました。Yahoo!ショッピングでは 7月の取扱高の約 2 割が AI 経由で、楽天市場では出店者の約半数が毎月 AI を使っています。

創刊号の特集は 3 本です。UCP の現在地、自社サイトに AI を組み込む 2 つの方法、6月の NRF APAC 連載の振り返りを扱います。いずれの準備も、UCP の国内提供を待つ必要はありません。まず着手すべきは、商品情報を AI が読める形に整えることです。(宇佐美)

9月の主な出来事

  1. 2026.09.01IETFサイトを自動で訪れる AI が本物かを確かめる仕組み Web Bot Auth の後継にあたる文書が、作業部会の文書(-00 版)として採択された。出典: datatracker.ietf.org
  2. 2026.09.02LINEヤフーYahoo!ショッピングで「AIおまかせコーディネート」を 4 ストアで先行提供。7月の取扱高の約 2 割が AI 経由だと公表した。出典: lycorp.co.jp
  3. 2026.09.02UCP決済の技術評議会が発足。Adyen・Ant International・Coinbase・Global Payments・Google・PayPal・Shopify・Stripe の 8 社。出典: github.com本ラボの記事: UCP 完全ガイド 2026:仕様と使い方をわかりやすく解説
  4. 2026.09.02Anthropic店舗が自社サイトに AI の接客係を置くためのサンプル実装 Claude Commerce Agents を公開。UCP・ACP の実装ではない。出典: claude.com本ラボの記事: Anthropic はコマースエージェントをどう設計したか — 参照実装を動かして読む
  5. 2026.09.03WebMCP「取り消しにくい操作」の目印(consequentialHint)を仕様に加えた。出典: github.com本ラボの記事: WebMCP とは何か。EC サイトに実装して分かった、ツール設計の勘所
  6. 2026.09.04ShopifyShopify の店舗サイト(ストアフロント)が UCP の 8月25日版に対応した。既存の接続に追加の対応は不要。出典: shopify.dev
  7. 2026.09.08Meta買い物を任せられる AI「Muse」を米国で開始。支払いは Stripe の一回限りのカード番号で行い、Stripe Link に対応していない加盟店でも使える。出典: about.fb.com
  8. 2026.09.09MastercardAI と加盟店・決済代行を 1 か所でつなぐ Agent Connect と、Anthropic のサンプル実装をカード加盟店に提供する Agent Suite for Merchants を発表(米国から)。出典: mastercard.com
  9. 2026.09.10Ant International・Mastercard・VisaAI の身元確認(Know-Your-Agent)を事業者間で相互運用する枠組みを共同で作ると発表。Visa の TAP などを前提にする。出典: ant-intl.com
  10. 2026.09.11Salesforce買い物 AI「Carter」を一般提供。商品検索と比較からチャット内での購入までを担う。出典: salesforce.com
  11. 2026.09.15ZOZO「似合うルーム by ZOZO」を開始。似合う服の診断から AI 試着、ZOZOTOWN での購入までを一つの流れにした。出典: corp.zozo.com
  12. 2026.09.15CloudflareAI のアクセスを止める設定「Block AI Bots」を、検索・AI の学習・AI エージェントの 3 つに分けて全プランで提供した。出典: blog.cloudflare.com
  13. 2026.09.16OpenAIChatGPT の中の広告 Sponsored Agents を米国の一部広告主と試験し、Shopify のアプリ「ChatGPT Ads」を公開。9月23日に東南アジア 6 か国と台湾へ広げた。出典: openai.com
  14. 2026.09.16Google年末商戦に向けた機能更新を発表。店舗が UCP を試せる窓口 UCP integration hub を Merchant Center に用意した。米国で順次提供、日本は対象外。出典: blog.google
  15. 2026.09.17メルカリ写真を撮ると相場がわかり、そのまま出品できる「持ち物査定」を開始。出典: about.mercari.com
  16. 2026.09.21AmazonPerplexity との裁判で訴状を書き直して提出(Dkt. 122)。訴え却下を求める申し立ての審理は 11月20日に延期された。出典: courtlistener.com本ラボの記事: AI の「入店拒否」は許されるか — Amazon 対 Perplexity 控訴審判決
  17. 2026.09.23Amazon出品者向けの AI「Seller Assistant」を強化し、Claude から使える出品者向けプラグインを米国で試験公開した。出典: aboutamazon.com
  18. 2026.09.23MetaMuse の購入対象に Walmart・Best Buy・Sephora など小売 10 社を加え、Shop Pay・PayPal を支払い手段に追加し、Shopify の全商品を扱えるようにした。出典: about.fb.com
  19. 2026.09.24GMO グローバルサイン HDVESS Labs と共同で、AI 同士が身元と権限を確認して発注し、模擬決済まで行う実証実験を発表した。出典: prtimes.jp
  20. 2026.09.24UCPホテルなど宿泊の予約機能の草案が、仕様に取り込まれた(PR #780)。出典: github.com本ラボの記事: UCP 完全ガイド 2026:仕様と使い方をわかりやすく解説

規格の更新

規格・企業・国内の欄は、毎号同じ顔ぶれを同じ順に並べます。動きがなかった月も、その旨を記載します。

UCP更新あり
Universal Commerce Protocol。AI がお店のサイトで買い物をするための共通の決まり(Google・Shopify が中心)

9月2日、支払いの決まりを話し合う 8 社の会議ができた。9月4日には、Shopify(お店のサイトを作るサービス)を使うお店が、この最新版に対応した。9月24日には、ホテル予約にも使えるようにする案が加わった。

現在の版
2026年8月25日版
日本から
制約あり(お試し用の見本プログラムは日本でも動かせる。Google の検索から実際に買えるのは、アメリカ・カナダ・オーストラリアのお店だけ)
ACP更新なし
Agentic Commerce Protocol。ChatGPT の中で買い物を済ませるための決まり(OpenAI・Stripe が中心)
現在の版
2026年4月17日版(その後の変更案 17 件は、まだ正式版に入っていない)
日本から
未確認
AP2更新なし
Agent Payments Protocol。AI に支払いを任せるとき、本人が許したことを証明する決まり(Google が中心)
現在の版
0.2 版(2026年4月28日公開)
日本から
制約あり(「許可証が本物か」を確かめる部分だけは、どこにも登録せずに試せる)
x402更新なし
AI が料金をその場で払うための仕組み(暗号資産の会社 Coinbase が作った)
現在の版
第 2 版(運営は x402 財団)
日本から
未確認
Web Bot Auth更新あり
サイトを訪れた AI がどこの会社の AI かを証明する仕組み(Cloudflare が作り、国際的な決まりにする途中)

9月1日、インターネットの決まりを作る国際団体 IETF が、Web Bot Auth を引き継ぐ文書を正式な検討の対象にした。まだ最初の案の段階。

現在の版
IETF での最初の案(-00 版)
日本から
未確認(本ラボはまだ試していない。10月に試した結果を記事にする予定)
TAP更新なし
Trusted Agent Protocol。買い物のとき、お店が AI の身元を確かめる仕組み(Visa と Cloudflare が共同開発)
現在の版
2025年10月28日版(その後、更新はない)
日本から
未確認
MCP更新なし
Model Context Protocol。AI がほかのサービスやデータを使うための共通の決まり(Claude を作る Anthropic が作った)
現在の版
2026年7月28日版
日本から
未確認
WebMCP更新あり
サイトの「買う」「予約する」などのボタンを AI に直接押させる仕組み(Chrome と Edge が試験中)

9月、「支払いなど取り消しにくい操作」を AI に知らせる目印など、3 つの機能が加わった。9月21日からは、Microsoft のブラウザ Edge でも試せる。

現在の版
お試し提供中(Chrome の最新版で使える。正式版ではない)
日本から
今すぐ試せる(お店のサイトが Chrome のお試し枠に申し込めば、買う人は何もしなくても使える)

UCP 8月25日版には、古い版に合わせて作ったプログラムが動かなくなる変更が 10 か所以上あります。影響があるのは、すでに試しに作った人だけです。これから始める人は、8月25日版だけ読めば足ります。この 8 社の会議に、日本の会社はまだ入っていません。

x402 9月22日、暗号資産の会社 Coinbase が、AI 向けの自社サービスで x402 の支払いを使えるようにしました。Coinbase によると、x402 を使った支払いは累計で 2 億 3,000 万件を超えています。

TAP 9月10日、Visa・Mastercard・決済会社の Ant International の 3 社が、共同の計画を発表しました。一度確かめた AI の身元を、3 社のどこでも使えるようにする計画です。その前提の 1 つが TAP です。

MCP 9月1日、運営団体の AAIF は、7月28日版が出てから利用が急に増えたと発表しました。7月28日版では、つなぐ側のサーバーが前のやり取りを覚えていなくても、AI の要求に応えられるようになっています。

主要企業の発表

PLATFORMSプラットフォーム
  • OpenAI9月16日、OpenAI は ChatGPT の画面に広告を出す試みを米国で始めた。米国で Shopify を使っているお店は、専用アプリ「ChatGPT Ads」から広告を出せる。9月23日には東南アジア 6 か国と台湾にも広がった。ChatGPT の中でそのまま買い物ができる機能は、先月までと同じ。9月29日の発表会 DevDay の内容は次号で扱う。ChatGPT の画面に自分のお店の広告を出して、お客を呼べる。今は米国の Shopify のお店だけで、日本のお店はまだ出せない。出典: openai.com
  • Google9月16日、Google は年末商戦に向けた新機能を発表した。お店が Google に商品を登録する画面(Merchant Center)に、AI 向けの共通ルール「UCP」を試す申し込み口ができた。YouTube 広告向けの AI「Business Agent」の試験には、米国の小売店を招いた。申し込めるのは米国のお店だけで、日本のお店はまだ使えない。ただし UCP の準備は日本からでも始められる(やり方は UCP の解説記事へ)。出典: blog.google記事: UCP 完全ガイド 2026:仕様と使い方をわかりやすく解説
  • Anthropic9月2日、Anthropic は、お店が自分のサイトに AI の接客係を置くためのひな形「Claude Commerce Agents」を公開した。9月9日には Mastercard が、このひな形をカード加盟店に届けるサービスを発表した。自分のサイトに AI の接客係を置くひな形として使える。ただし日本語のままでは、円をドルに勝手に換算する、お店の規約を読んでから答える仕組みが日本語では動かない、という 2 つの不具合がある。使うには、作る人にこの 2 点を直してもらう必要がある。出典: claude.com記事: Anthropic はコマースエージェントをどう設計したか — 参照実装を動かして読む
  • Microsoft9月21日、Microsoft のブラウザ Edge で、AI がサイトを操作できる仕組み「WebMCP」を試せるようになった。Microsoft の AI「Copilot」の買い物機能は、今も米国だけ、英語だけ、ドル払いだけ。WebMCP に対応したお店のサイトは、Chrome に加えて Edge でも AI から操作できる。まだ試験段階で、お店が今すぐすることはない。出典: blogs.windows.com
  • Apple発表なし
  • Meta9月8日、Meta(Facebook や Instagram の会社)は、買い物を任せられる AI「Muse」を米国で始めた。9月23日には Walmart など小売 10 社の商品を買えるようになった。支払いは、Shopify の「Shop Pay」や PayPal でもできる。Shopify の全商品も買える。使えるのは今のところ米国のお客だけ。Shopify でお店を開いていれば、米国のお客が Muse を通して買いに来るかもしれない(推定)。出典: about.fb.com
  • Amazon9月23日、Amazon は出品者を手伝う AI「Seller Assistant」を強化した。Anthropic の AI「Claude」の中からもこの AI を呼べるようになった(米国で試験中)。Amazon は、Perplexity の AI が許可なく Amazon で買い物をしたとして Perplexity を訴えている。9月21日に訴えの内容を書き直し、Perplexity が訴えを退けるよう求めた件の審理は 11月20日に延びた。米国の出品者は、Claude の中から Amazon の出品支援 AI を使える。日本の出品者はまだ使えない。裁判の結果しだいで、AI が Amazon で買い物できるかどうかが決まる。出典: aboutamazon.com記事: AI の「入店拒否」は許されるか — Amazon 対 Perplexity 控訴審判決
  • PerplexityPerplexity は、自社の AI が許可なく Amazon で買い物をしたとして Amazon に訴えられている。9月11日、この訴えを退けるよう裁判所に求めた。買い物用ブラウザ「Comet」は先月までと同じ。Comet からの注文の扱いは先月までと同じで、お店側で新しくすることはない。出典: courtlistener.com記事: AI の「入店拒否」は許されるか — Amazon 対 Perplexity 控訴審判決
COMMERCE INFRAコマース基盤・決済
  • Shopify9月4日、Shopify で作ったお店のサイトが、AI 向けの共通ルール「UCP」の最新版に対応した。同じ月に、ChatGPT に広告を出すアプリが出て、Meta の買い物 AI「Muse」でも Shopify の全商品が買えるようになった。Shopify でお店を開いている人は、自分で手を動かさなくても、UCP・ChatGPT の広告・Muse の 3 つにお店が対応する。出典: shopify.dev
  • Stripe9月8日、決済会社の Stripe は、Meta の買い物 AI「Muse」の支払いを自社の「Link」が受け持つと発表した。Link はカード情報を預けておく仕組みで、支払いのたびに一回だけ使えるカード番号を作る。お店が Link を入れていなくても、Muse からの注文はいつものカード払いとして届く。お店側で新しくすることはない。出典: stripe.com
  • PayPal9月16日、PayPal は、商品を PayPal に登録しているお店(Store Sync 利用店)に、AI がサイトを操作できる仕組み「WebMCP」への対応方法を案内した。案内によると、パソコン版 ChatGPT のブラウザはすでに WebMCP に対応している。9月23日には、Meta の買い物 AI「Muse」で PayPal でも払えるようになった。PayPal に商品を登録しているお店は、PayPal の案内どおりに設定すると、ChatGPT から自分のお店で買い物してもらえるようになる。出典: developer.paypal.com
  • Visa9月10日、決済会社の Ant International と Mastercard が、買い物をする AI が本物かを確かめる取り決めを作ると発表した。Visa もこれに加わった。買い物をする AI が本物かどうかを、カード会社が確かめる仕組みを作り始めた。お店が今すぐすることはない(推定)。出典: ant-intl.com
  • Mastercard9月9日、Mastercard は米国で 2 つのサービスを発表した。1 つは AI とお店をつなぐ「Agent Connect」。もう 1 つは、Anthropic が公開した AI の接客係のひな形をお店に届ける「Agent Suite for Merchants」。9月21日にはカナダで初めて、AI が人の代わりに支払う取引(Agent Pay)が実際に行われた。カード加盟店は、Mastercard に頼めば Anthropic の AI の接客係のひな形を自分のお店で使える。日本でいつ使えるかは決まっていない。出典: mastercard.com
  • Cloudflare9月15日、サイトを守るサービスの Cloudflare は、AI の立ち入りを止める設定を 3 つに分けた。検索用、AI の学習用、買い物をする AI 用で、それぞれ通すか止めるかを選べる。無料プランでも使える。Cloudflare でサイトを守っているお店は、「検索と AI の学習は断り、買い物をする AI だけ通す」と分けて設定できる。使っているかどうかは、サイトを作った人に聞けば分かる。出典: blog.cloudflare.com
  • Salesforce9月11日、Salesforce は、お客の買い物を手伝う AI「Carter」を試験ではなく正式に提供し始めた。Salesforce の EC サービス(Commerce Cloud)でお店を動かしている人は、自分のサイトに買い物 AI「Carter」を置けるようになる(推定)。出典: salesforce.com

国内の動き

JAPAN: MERCHANTS国内の事業者
  • 楽天9月14日、楽天は 7月の説明会で話した内容を、自社のニュースサイトに改めて載せた。出店している約 5 万店のうち、約半分が毎月 AI の機能を使っている。お店の運営を手伝う AI「AI店長」は、年内に試しに動かし始める予定だ。楽天市場に出店している人は、AI店長が使う商品の説明や、お客への答え方を、今のうちに整えておくとよい(推定)。出典: rakuten.today
  • メルカリ9月17日、メルカリは、写真を撮るだけで値段の目安が分かり、そのまま出品できる「持ち物査定」を始めた。AI がメルカリで買い物をする仕組み(Mercari MCP)については、9月の発表はなかった。メルカリに出品する人は、写真を撮るだけで値段の目安が分かり、そのまま出品できる。AI がメルカリで買い物をする側の仕組みは、10月号で試して報告する。出典: about.mercari.com
  • LINEヤフー9月2日、LINEヤフーは、Yahoo!ショッピングの 4 つのお店で、AI が服を選んでくれる「AIおまかせコーディネート」を始めた。7月に売れた金額のうち、約 2 割は AI を通した買い物だったと公表した。9月11日には、AI の相談相手「Agent i」に、欲しい物が値下がりしたら知らせる機能などを加えた。Yahoo!ショッピングでは、売れた金額の約 2 割が、すでに AI を通した買い物になっている。出店者は、商品の説明を AI が読み取りやすく書いておくと、売上につながりやすい(推定)。出典: lycorp.co.jp
  • Amazon Japan発表なし
  • ZOZO9月15日、ZOZO は「似合うルーム by ZOZO」を始めた。似合う服を診断し、AI で試着し、そのまま ZOZOTOWN で買う。ここまでが一つの流れでできる。お店が自分で用意する機能ではなく、ZOZO が用意するもの。日本でも、AI で試着してそのまま買う流れが始まった例として覚えておきたい。出典: corp.zozo.com
  • イオン発表なし
  • セブン&アイ発表なし
  • ファーストリテイリング発表なし
  • 良品計画発表なし
JAPAN: PAYMENTS & POLICY国内の決済・行政
  • JCB動きなし
  • 国内カード会社動きなし
  • 経済産業省9月14日、経済産業省は、AI が人の代わりに結んだ契約をめぐる法律の問題について、実際にあった例を集め始めた(10月30日まで)。9月18日には、会社が AI を安全に使うための話し合いの場を新しく作り、1 回目を開いた。国が、会社が AI を安全に使うための決まりを作り始めた。AI がらみで困った例があれば、今なら国に伝えられる(10月30日まで)。出典: meti.go.jp
  • 公正取引委員会動きなし
  • 個人情報保護委員会9月9日と 16日、個人情報保護委員会は、改正された個人情報保護法の細かい決まりの作り方を決めた。契約を果たすために必要な場合は、お客の情報を本人の同意なしに他の会社へ渡せる方向になった。AI がお客の代わりに注文する時、お店はお客の名前や住所を AI の会社とやり取りする。その時の決まりが、これで変わるかもしれない(推定)。出典: ppc.go.jp

特集 1 UCP はどこまで進んだか

UCP は、Google と Shopify が中心になって作っている、AI が店舗のサイトで買い物をするときの共通規格です。1月の発表から 9月までに 3 回改訂され、Shopify の店舗サイトは 9月4日に最新版へ対応しました。9月2日には、決済の決まりを話し合う 8 社の技術評議会も発足しました。

この特集では、本ラボが 9月に公開した UCP のガイドと、公式サンプルを動かした記事をもとに、日本の事業者がいま準備できることをまとめます。

8月25日版で変わったこと

UCP の仕様には「2026-08-25」のような日付が付いています。事業者は、自社サイトが対応する版の日付を、サイト上の一覧に明記する決まりです。

8月25日版では、日付を変える基準が決まりました。今まで通り動く修正は同じ日付のまま追記し、今までの作り方が通用しなくなる変更が入るときだけ日付が進みます。

通用しなくなる変更は 8月25日版に 10 項目以上ありますが、影響があるのは古い版で試作した事業者だけです。これから取り組む事業者は、8月25日版だけを参照すれば足ります。

仕様の範囲も広がり、9月24日にはホテルなど宿泊の予約機能の草案が加わりました。

評議会に日本企業はまだいない

UCP を運営する評議会は 5 つです。全体を決める評議会に Google・Shopify・Stripe が入り、その下に買い物・飲食・宿泊・決済の 4 つの技術評議会が並びます。

買い物の評議会には Etsy・Target・Wayfair のほか、Amazon・Meta・Microsoft・Salesforce・Stripe も参加しています。

決済の評議会は Adyen・Ant International・Coinbase・Global Payments・Google・PayPal・Shopify・Stripe の 8 社です。

9月26日時点の名簿を確認したところ、5 つの評議会のいずれにも日本企業は入っていません。飲食・宿泊・決済には空席があり、日本企業が加わるかどうかは次号以降で報告します。

日本の事業者がいま準備できること

仕様もサンプルも公開されていて、日本からそのまま動かせます。ただし Google の検索から実際に買えるのは、今のところ米国・カナダ・オーストラリアの店舗の商品だけです。ChatGPT など他の AI が UCP で日本の店舗から注文を受ける予定も、本ラボが確認した範囲では公表されていません。

それでも、着手するなら区切りのよい時期です。8月25日版で変更の扱いが決まり、いま作ったものを使い続けやすくなりました。

まず試せるのは、対応機能の一覧と、AI とのやり取りが本物だと証明する署名の 2 つです。本ラボの見積もりでは、どちらも数日で試作できます。会員 ID の連携と決済方法の指定は、社内にすでにある仕組みによって手間が変わります。

一覧に書き漏らしがあっても、エラーは出ません。本ラボが公式サンプルを動かしたときは、配送機能が一覧から抜けていたため、伝えた住所が注文に反映されず、送料も税も加算されないまま確定の直前まで進みました。

一覧を作ったら、AI と接続して注文を完了させ、送料と税が加算されるかまで確認する必要があります。

UCP と同じ役割の規格には、OpenAI と Stripe が中心の ACP もあります。本ラボは、事業者が両方に対応するのが現実的だとみる立場です。自作の EC サイトを UCP に対応させる手順は、10月の連載で前後編に分けて扱う予定です。

特集 2 自社サイトに AI を組み込む方法を 2 つ試した

外の AI から注文を受ける共通規格が整うのを待つ間に、自社サイトに AI を組み込む手段が 9月に 2 つそろいました。1 つは Anthropic が 9月2日に公開したサンプル実装 Claude Commerce Agents、もう 1 つは Chrome で試験提供中の WebMCP です。

2 つは動く場所が違います。Anthropic のサンプルは店舗側のサーバーで、WebMCP は利用者のブラウザの中で動きます。中身にも差があり、WebMCP は「このページでできること」をブラウザの AI に伝えるための仕様で、AI そのものは含みません。

Anthropic のサンプルには AI そのものが入っています。顧客と話す接客用の AI のほかに、店舗スタッフが使う運営用の AI もあり、売上や在庫の説明、価格の変更を補助します。

UCP などの共通規格が扱うのは、買い手の AI と店舗の間の取引です。店舗の中で働く AI はどの規格の範囲にもなく、Anthropic のサンプルはこの領域の実例でもあります。本ラボは 9月、両方を実際に動かしました。

Anthropic のサンプルに入っていないもの

Anthropic のサンプルには、注文を確定する機能も決済の機能も入っていません。接客用の AI はカートの提示までを担い、支払いは店舗の決済ページに引き継ぎます。架空の企業と商品で構成されていて、日本からも申請なしに動かせます。

UCP や ACP の実装でもありません。共通規格と接続するには、商品や在庫を取得する部分を自分で差し替える必要があります。Shopify はその部分を UCP で実装した例を公開しています。

使えるのは自社のサイトかアプリを持つ事業者で、モール出店のみの店舗には導入先がありません。このサンプルをカード加盟店に提供する Mastercard のサービスは米国から始まり、日本での時期は未定です。

安全ルールの分担

Anthropic のサンプルは、価格や在庫を変える操作について、安全ルールの多くをプログラムで強制しています。設計文書によれば、プログラムで強制するルールが 20 件、AI への指示に委ねるルールが 5 件です。本人確認など残る 9 件は、導入する事業者が自分で用意します。

本ラボがルールに反する頼み方を 4 通り試したところ、4 通りとも止まりました。3 通りは AI が自分で断り、残る 1 通りはプログラム側の検査で止まっています。AI への指示が破られても、カートの中身や画面の数字はプログラムの検査を通らないと変わりません。

日本語で使うとどうなるか

日本語で使うと、ほころびが出ます。「3,000 円以内でギフト」と 4 回頼むと、3 回は確認なしに 1 ドル 150 円で換算され、予算が 20 ドルに置き換わりました。サンプルの商品がドル建てだったためです。国内で使うなら、円の予算をどう扱わせるかを最初に決めておく必要があります。

送料など規約で決まる事項については、AI が答える前に必ず規約を読ませる仕組みがあります。ただし判定は英語のキーワードで行われ、日本語は登録されていません。4 回のうち 1 回は AI が規約を読まずに送料を答え、「49 ドル超は送料無料」の条件が抜けました。

WebMCP と画面を操作する AI の違い

WebMCP では、サイトが「このページでできること」をツールとして登録し、ブラウザの AI に使わせます。本ラボは架空の EC サイトに 13 本のツールを実装しました。

注文の確定は人がボタンを押す設計にしたので、AI が注文のツールを呼んでも確認画面が開くだけです。同じ考え方は WebMCP の仕様にも入り、9月3日からはツールごとに「取り消しにくい操作」の目印を付けられるようになりました。

比べた相手は、ツールを持たずに人と同じように画面を読んでボタンを押す「画面を操作する AI」です。同じ買い物を 4 回ずつ頼むと、ツールを使う AI は 4 回とも確認画面で止まり、確定を人に任せました。画面を操作する AI は、4 回とも確認を経ずに確定ボタンを押しています。

返品規約の質問でも差が出ました。画面を操作する AI はトップページを 1 回読んだだけで会話を終え、規約にたどり着きませんでした。ツールを使う AI は規約を参照するツールを呼び出し、送料と返品の両方に答えています。

サイトに WebMCP を組み込む作業そのものは短時間で済みました。手間がかかったのはツールの設計と検証です。ツールを増やすだけではカートの状態が AI に伝わらず、ツールが返す結果と説明文にカートの状態を含める工夫が必要でした。

特集 3 NRF APAC 2026 の連載を振り返る

NRF(全米小売業協会)が主催する世界最大級の小売イベントのアジア版が、6月にシンガポールで開かれました。現地に参加したコマース専門のベンチャーキャピタル New Commerce Ventures の大久保洸平氏との対談連載は、8月19日の第 1 回から 9月10日の第 5 回まで続きました。

5 回に共通した課題は、商品データでした。会話で探してもらうにも、AI に買ってもらうにも、店舗の裏側をつなぐにも、商品情報が AI に読める形でそろっていることが前提になります。

会話で買い物を決める消費者

第 1 回の主題はエージェンティックコマースそのもので、Stripe が年次書簡で示した「AI に任せる度合い」の 5 段階を下敷きにしています。Stripe は現状をまだ 1〜2 段階目と位置づけており、連載では「理屈で選べる商品から広がり、こだわりの商品は相談しながら進む」とまとめました。

日本の消費者についても調査結果があります。エクスクリエが 5月に公表した調査では、買い物で生成 AI を使った人の 61.3% が、すすめられた商品やサービスを実際に購入・利用したと答えました。

AI が読める商品データ

第 2 回はデータ整備の回で、「次のお客は AI」がほぼすべての講演の主題でした。対応は 4 段階で語られました。検索で見つかる、AI の回答に採用される、信頼されて引用される、最後に AI が購入まで完了できる、の順です。

その最後の段階を支える共通規格が UCP です。日本企業では良品計画(無印良品)が商品情報の整備を壇上で語り、連載ではこれを「データ整備の宿題に締切ができた」と表現しました。

人が主役の店舗

第 3 回の合言葉は「技術は見えなくなり、最後に残る差は人」でした。資生堂は美容部員の活動を SNS など店外の接点にも広げ、シャトレーゼは決済のカード情報で来店履歴を全店で照合して、2 回目から「いつもありがとうございます」と声をかける接客を再現しました。

シンガポールの FairPrice は、スマートカートや手のひら決済を導入し、来店そのものを体験に変えています。いずれの事例も、顧客のデータをひとつにまとめた上で成り立っています。

「好き」で選ばれるブランド

第 4 回は、機能より物語や共感で選ばれるブランドの回です。Fanatics はスポーツの「好き」を軸に、通販からトレーディングカード、ベッティング、クレジットカードまで事業を広げています。ブランド管理会社の Authentic Brands Group は、傘下の Reebok を立て直す過程を Netflix の番組にしました。

AI が「何を買うか」を決める場面が増えるほど、「なぜ買うか」を作る仕事が事業者に残る。第 4 回はそう締めくくりました。

広告は AI の中へ

最終回の主題は、収益源の広がりです。小売業者が運営する広告事業(リテールメディア)は今も 99% がオンライン広告で、購買の 8 割超が起きる実店舗の中の広告は 1% に満たないと登壇者は指摘しました。Walmart の広告事業は 2026年1月期に前年比 46% 増の約 64 億ドルでした。

次の主戦場は AI の中の広告です。ChatGPT や Gemini に出す広告のほかに、AI の中で収益を得る手段には取引ごとの手数料もあります。OpenAI は 2025年9月に ChatGPT 内で購入を完了する Instant Checkout を発表し、Shopify 加盟店向けの手数料は取引額の 4% と報じられました。

ただし OpenAI は 2026年3月、チャット内での購入を縮小し、商品検索とアプリ連携に軸足を移しています。

集客に課金するか取引に課金するかという収益設計を、大久保氏は AI の中に出す広告の論点として挙げました。9月に OpenAI が ChatGPT 内の広告を広げ、Google が YouTube 広告向けの AI を始めたのは、この論点の延長にあります。

広告でも手数料でも、収益を得るには AI が商品を見つけて読める状態が先に要ります。連載 5 回を通して商品データの整備を共通の課題に挙げたのは、このためです。

9月に公開した記事

時事・分析画像: 生成AIにより作成ビデオ解説あり

AI の「入店拒否」は許されるか — Amazon 対 Perplexity 控訴審判決

時事・分析イスハグ オマール2026.09.06
時事・分析写真: 本ラボ収録

機能ではなく「好き」で買う — NRF APAC 2026 Culture & IP Commerce 編

時事・分析伊藤 輝2026.09.08
検証・実装画像: 本ラボ実測(公式サンプルのチャット画面。検索・金額確定・注文確定の 3 場面)ビデオ解説あり

AI に「クッキー買って」と頼むと何が起きるか — UCP 公式サンプルで購入完了まで

検証・実装鈴木 直登2026.09.08
検証・実装画像: ACME retail デモの実測スクリーンショット(本ラボ撮影)ビデオ解説あり

Anthropic はコマースエージェントをどう設計したか — 参照実装を動かして読む

検証・実装宇佐美 佑2026.09.09
時事・分析写真: 本ラボ収録

売り場が媒体になる — NRF APAC 2026 Commerce Media & Monetization 編

時事・分析伊藤 輝2026.09.10
ガイド画像: 本ラボ作成(AI 生成)

UCP 完全ガイド 2026:仕様と使い方をわかりやすく解説

ガイド伊藤 輝2026.09.15
検証・実装Photo: Franki Chamaki / Unsplash

AI 推薦シェア定点観測 第1回 同じ商品でも AI が違えば推すブランドが違う!?

検証・実装長屋 花音2026.09.18
検証・実装画像: ACLAB Store デモの実測スクリーンショット(本ラボ撮影)ビデオ解説あり

WebMCP とは何か。EC サイトに実装して分かった、ツール設計の勘所

検証・実装宇佐美 佑2026.09.18
検証・実装本ラボ作成(AI 生成)

決済規格 AP2 の中身を見る — 「AI が勝手に買う」を防ぐ電子署名のしくみ

検証・実装青木 亮磨2026.09.25

来月の予定

  1. 2026.10.06Amazon Prime Big Deal Days(米国、10月7日まで)Alexa で「この値段になったら買う」自動購入を案内済み
  2. 2026.10.18Money20/20 USA(10月21日まで)AI エージェントが主なテーマ
  3. 2026.10.20OpenAI DevDay Exchange Tokyo
  4. 2026.10.20Chrome 156 安定版WebMCP の試験提供(Origin Trial)が終了するバージョン
  5. 2026.10.22AGNTCon + MCPCon North America(San Jose、10月23日まで)
  6. 2026.10.26W3C TPAC(Dublin、10月30日まで)WebMCP と Web 決済の各作業部会が会合を開く
  7. 2026.10.30経済産業省 AI 契約の事例募集の締切

本ラボの2026年10月の公開予定です。タイトルと順序は変わることがあります。

検証・実装UCP 前編公開予定

自作 EC を UCP 対応にする(前編)

検証・実装公開予定鈴木 直登
検証・実装UCP 後編公開予定

自作 EC を UCP 対応にする(後編)— 公式適合テスト合格まで

検証・実装公開予定鈴木 直登
検証・実装Shopify公開予定

Shopify に AI エージェントとして登録する — 信頼度ランクで変わる購買体験

検証・実装公開予定兼子 泰徳
検証・実装ChatGPT公開予定

ChatGPT の中で動く店舗アプリを作る — 公式 Shopping Cart サンプル改造

検証・実装公開予定兼子 泰徳
検証・実装Bot Auth公開予定

AI エージェントに「身分証」を持たせる — Web Bot Auth(RFC 9421)実装

検証・実装公開予定宇佐美 佑
仕様解説認証公開予定

「良い AI」と「悪いボット」をどう見分けるか — 認証をめぐる攻防の全体像

仕様解説公開予定宇佐美 佑
検証・実装Mercari公開予定

メルカリの AI 連携「Mercari MCP」を検証する — 日本発の先行事例を解剖

検証・実装公開予定兼子 泰徳
時事・分析国内決済公開予定

日本のカード会社は AI 決済にどう備えているか — 国内5社と JCB の動きをつないで読む

時事・分析公開予定青木 亮磨
ガイドMONTHLY公開予定

Agentic Commerce Monthly 10月号

ガイド公開予定豊田 達也
執筆後記WRITER'S NOTE
宇佐美 佑

創刊号をまとめてみて、国内のエージェンティックコマースはまだ動きが活発とは言えないと感じました。一方でアメリカをはじめとする海外では、規格の整備とともに、この分野を次の主戦場と見る期待と対応の勢いには凄まじいものがあります。

エージェンティックコマースラボは、これからも関連ニュースの記事と、各種の規格や仕様を実際に実装してみる記事を書き続けます。最先端の動きをここで追えるメディアとして、この分野を牽引するつもりです。

宇佐美 佑
全記事に執筆後記を掲載しています(編集方針)
更新履歴REVISION HISTORY
  • 2026.09.30初版公開(創刊号)
出典・参照SOURCES
宇佐美 佑
宇佐美 佑 Yu Usami
株式会社 STRACT / プリンシパルプロダクトエンジニア

チーム随一の技術力で実装・実証系テーマを最も厚く担当。WebMCP・NLWeb などの新 API 検証から認証の実装・解説までを担う。

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